• 企業情報
  • 製品・サービス
  • 株主・投資家の皆様へ
  • 採用情報
  • 資材調達
KYOSAN CIRCULAR 当社発行の技術誌(隔月発行)

VOL.63 2012 No.1の概要

01 りんかい線運行管理システム
運転指令業務の円滑化、および旅客案内サービスの向上
信号事業部
信号第2技術部・情報技術部

りんかい線は、新木場駅を起点とし、臨海副都心、大井町を経由してJRの大崎駅に至る12.2kmの路線です。
このたび、当社では、東京臨海高速鉄道株式会社殿の運行管理システムを納入しました。
当システムは最新のマンマシンコミュニケーション機能を活用した、指令業務の効率化、保守業務の簡素化を基本とし、りんかい線の安全・安定輸送を支えています。

■システム構成
本システムは、下記の1から9の装置で構成され各々の装置はシステムLAN(K-NETV)に接続され、環状化構成を用いた、2重化回線により高信頼ネットワークを構築しています。
また、進路制御装置、情報連絡装置、旅客案内制御装置の論理部には、24時間連続稼動を考慮して開発された当社製コンピュータのKOMIC-50を使用し、高信頼性を確保しています。

1中央処理装置 2運行表示盤
3ダイヤ作成装置 4指令操作卓
5システム保守・シミュレーション装置
6旅客案内制御装置 7情報伝送装置
8旅客案内駅端末装置 9出発時機表示器
全体システム構成図

全体システム構成図

上:運行表示盤 下:シミュレーション卓
 

上:運行表示盤
下:シミュレーション卓

02 京浜急行電鉄株式会社 六浦停車場・
神武寺停車場継電連動装置

六浦駅ホーム安全対策
信号事業部 信号第2技術部

京浜急行電鉄株式会社殿の逗子線は、金沢八景駅に近接する東急車輌製造株式会社横浜製作所への搬出入のため、金沢八景駅─神武寺駅間の上り線が京急の標準軌(1,435mm)と東急車輌の狭軌(1,067mm)とのデュアルゲージになっています。
この区間では狭軌の軌道中心が標準軌の軌道中心よりも外側にあるため、複線の外側にプラットホームのある六浦駅では、狭軌の建築限界にあわせて設置されたプラットホームと標準軌の営業車両との間に隙間が生じていました。
これを解消するため、六浦駅の前後に転てつ機を設置し、狭軌の軌道中心をプラットホームの反対側に移動しました。
六浦駅は転てつ機を設置したことにより連動駅になったため、継電連動装置を新設しました。併せて、神武寺駅の継電連動装置を更新しました。
各連動装置はRC(遠隔制御)装置と接続されており、金沢文庫駅から遠隔制御することができます。

上:線路移設イメージ 下:線路移設後の六浦駅構内
上:線路移設イメージ
下:線路移設後の六浦駅構内

上:逗子線概略図 下左:神武寺駅連動制御盤 下右:六浦駅連動制御盤

上  :逗子線概略図
下左:神武寺駅連動制御盤
下右:六浦駅連動制御盤

03 最近のフライトインフォメーション製品情報
広島空港、山口宇部空港、鹿児島空港
FIDS(フライト・インフォメーション・ディスプレイ・
システム)の紹介
信号事業部 情報技術部

FIDS(フライト・インフォメーション・ディスプレイ・システム)は、空港における旅客機の出発・到着便のフライト情報をフラップ(可変表示ユニット)、LED、液晶ディスプレイなどの表示器に表示します。
当社では、今年度に3空港のFIDSを納入しました。
広島空港、鹿児島空港に納入したFIDSは、約20年が経過した既設フラップ表示器を継続使用するとともに、部品改廃などが発生している制御装置を更新しました。
このフラップ式の表示器は長寿命(20~25年の稼働実績)であり、フラップユニットの羽根回転時のみ電力を消費する低消費電力であることが、継続使用の決め手となりました。
また、山口宇部空港は、制御装置に当社製のFAパソコンであるKOMIC-PCが採用されました。
KOMIC-PCは自社製であるため、長期のメンテナンスが可能で、汎用パソコンを使用したシステムと比較して、より長寿命で信頼度の高いFIDSを実現しました。


上:広島空港  出発メインボード(既設フラップ式) 下左:広島空港  37型液晶ディスプレイ表示器(館内フライト表示モニタ) 下右:広島空港  18. 5型液晶ディスプレイ表示器 (館内フライト表示モニタ)

上:広島空港 出発メインボード(既設フラップ式)
下左: 広島空港 37型液晶ディスプレイ表示器
(館内フライト表示モニタ)
下右: 広島空港 18. 5型液晶ディスプレイ表示器
(館内フライト表示モニタ)
上左:山口宇部空港  出発メインボード 上右:山口宇部空港  ゲートボード 下左:鹿児島空港  ゲートボード 下右:鹿児島空港  到着メインボード(既設フラップ式)

上左:山口宇部空港 出発メインボード
上右:山口宇部空港 ゲートボード
下左:鹿児島空港 ゲートボード
下右:鹿児島空港 到着メインボード(既設フラップ式)

04 AFO-6形送受信器
プラグインによる保守の容易さを加えたAFO装置
信号事業部 技術企画部

AFO装置は踏切制御軌道回路として長年の実績があり、特に3形より採用している狭帯域なFSK変調方式を踏襲し耐雑音性の向上を図っています。
新型AFOは3形、5形の基本性能と同一で、機能拡張性とプラグイン構造による保守性の向上、表示機能、故障警報機能、モニタ機能の充実を図っています。

■機能向上

故障警報出力(接点による)と故障表示LEDによる警報機能の充実。
受信レベル調整を容易にするために受信アッテネータに3dBステップの粗調整用に加えて1dBステップの微調整用を追加。
故障解析を容易とするために不揮発性故障メモリに故障コードを記憶。
RS‐232Cによるモニタ出力機能。
機能別に機器の各部を分割してプラグイン化したことにより、故障・劣化ユニットのみの交換可能。

■周波数設定
5形と同様に周波数別のプラグインユニットの交換で全周波数を網羅。


上:踏切軌道回路の例 下左:送信器外観 下右:受信器外観

上:踏切軌道回路の例
下左:送信器外観
下右:受信器外観

左:送信器 構成・仕様 右:受信器 構成・仕様

左:送信器 構成・仕様
右:受信器 構成・仕様

05 分散NIT送受信器
プラグインの交換でAFOとしても使えるNIT装置
信号事業部 技術企画部

AFO装置で採用している狭帯域FSK伝送と同じ方式で耐雑音性の向上を図り、送信器出力はNIT(無絶縁軌道回路)に適した20Wの送信出力としています。
AFOと構成部品の共通化を図り、プラグイン交換によりAFOやNITを構成することが可能です。


■機能向上
AFOとユニットの共通化を図り、安価なNITを提供。
送信故障警報出力(接点による)、受信不良出力(接点による)と受信不良表示LEDによる警報機能の充実。
故障解析を容易とするために不揮発性故障メモリに故障コードを記憶。
RS‐232Cによるモニタ出力機能。
機能別に機器の各部を分割してプラグイン化したことにより、故障・劣化ユニットのみの交換可能。
上:NIT回路の例 下左:送信器外観 下右:受信器外観

上:NIT回路の例
下左:送信器外観
下右:受信器外観

左:送信器 構成・仕様 右:受信器 構成・仕様

左:送信器 構成・仕様
右:受信器 構成・仕様

04 リニューアルした交通情報板(1形交通情報板 全面表示)
警交仕規第1021号「版1」に対応
交通機器事業部
交通システム技術部

従来のマルチパターン式交通情報板を、警交仕規第1021号「版1」に対応させ、高輝度・高精細化して視認性を向上させました。

■特長

(1) 高精細化
高品位な図柄や文字表示が可能な、高精細形(1文字当たり48×48dot)の交通情報板です。
RGBのLED素子を採用し、色彩の変更が可能です。また、マルチカラー対応も可能です。
(2) 高輝度化
高輝度のLED素子を採用し、視認角度が広くなりました。
(3) 保守性の向上
操作機に液晶画面を採用し、リアルタイムに動作状態の監視が可能になりました。


表示例(「43F」形)

表示例(「43F」形)

上:仕様 下:設置イメージ(「43F」形)

上:仕様
下:設置イメージ(「43F」形)

文字サイズ:小 文字サイズ:中 文字サイズ:大